

教育現場の「働き方改革」は、教員たちにとって長年の課題であり、多くの学校でその実現が模索されています。特に日本では、教員の労働時間が長く、校務分掌や生徒指導、保護者対応など、授業以外にも多くの業務が教員に課されています。
このような状況を改善するために、近年ではデジタルトランスフォーメーション(DX)の導入が注目されています。ただし、具体的に何をどうすればイイのかわからない。
こうした課題に対応すべく本サイトでは、現場の教員が抱える負担を軽減し、教育の質を向上させるための記事を掲載しています。
教員の働き方改革が叫ばれる背景には、過重労働とそれに伴う教員の心身の負担が大きく関係しています。多忙を極める日々の業務は、教員のモチベーションを低下させ、生徒との時間を確保することさえ難しい状況を生んでいます。さらに、教員の退職者や新任教員の確保が難しくなっており、教員不足という深刻な問題に直面しています。
これに対して、国や自治体は「働き方改革」の旗を掲げ、教員の労働時間削減や効率化を進めようとしています。その中で、校務DXは大きな役割を果たすと期待されています。
デジタル技術を活用して、教員が日々行っている業務を効率化し、教職員全体でスムーズに情報を共有できる環境を整えることが目的です。
「校務DX」とは、学校の業務全般をデジタル技術によって効率化するプロセスのことです。教員が行う様々な業務、例えば出欠管理、成績処理、保護者との連絡、各種報告書の作成などをデジタルツールを使って自動化・効率化することを指します。
校務DXが目指す最大の目的は、教員の時間を教育に集中させることです。
これにより、子どもたち一人ひとりに向き合う時間が増え、教育の質の向上が期待できます。また、教員の負担が軽減されることで、心身の健康が保たれ、長く教育現場で働くための基盤が整います。
校務DXを進めることで、具体的にどのような変化が期待できるのでしょうか。
ここでは、いくつかの成功例を紹介します。
ある中学校では、紙ベースの出席簿から、タブレットを使ったデジタル出席管理システムに移行しました。これにより、出欠情報が瞬時に教務システムに反映され、集計作業が大幅に短縮されました。
さらに、保護者への連絡も自動で行われるため、電話やメールでの連絡作業が不要になり、教員の業務負担が軽減されました。
ある小学校では、校務支援システムを活用して生徒の成績や出欠状況、生活態度などのデータを一元管理し、教員同士が共有することで、指導の質が向上しました。
生徒の問題行動が早期に発見され、対策を講じることで、問題のエスカレートを防ぐことができるようになりました。
デジタル化により、保護者との連絡手段も多様化しました。メールやLINEを使ったコミュニケーションが一般的になり、個別の連絡や質問に迅速に対応できるようになりました。
また、定期的な保護者会の出席確認や資料配布もオンラインで完結するため、教員の負担が軽減されました。
校務DXは、単なるデジタル化ではありません。
教員一人ひとりが、より効率的に働き、子どもたちと向き合う時間を増やすための仕組みです。
そのためには、現場のニーズをしっかりと把握し、無理なく導入できる環境を整えることが大切です。
本サイトでは、そのサポートとなる記事を掲載しています。
これからの教育現場は、デジタル技術によって大きく変わります。教員が心身ともに健康で、子どもたちに質の高い教育を提供できるよう、「働き方改革」と「校務DX」を積極的に推進していきましょう。
2014年10月17日に「校務ICT支援ルーム」から「教員働き方改革のための校務DX支援センター」にサイトをリニューアルしました。

学校現場でエクセルをどのように活用できるかに絞った先生向けのマニュアル本。クエリ機能やピボット機能を校務にどのように活用できるかを事例をもとに解説しています(第1章)。
第2章の事例編では「PDFへの差し込み印刷」「フラッシュカード作成」「条件付き書式による成績確認」など先生に必須の機能を紹介。第3章テクニック編、第4章 トラブル回避編も学校でのエクセル操作に絞って解説しています。
*本書の対象はエクセルを使ったことがある先生向けです。エクセルを使ったことがない方、初心者の方には前著「先生Excel」をオススメします。(前著)初心者向け⇒先生向けエクセル講座「校務Excel」