
「90点以上ならA評価」といったような成績処理をエクセルで行う方法の解説です。
作業イメージ |
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上の図では平均点(オレンジの部分)をもとに評定(A、B、C)を計算しています。
(90点以上→A、80点以上→B、80点未満→Cとしています。)
評定を自動で計算するセルを選択し、下記の式を入力します。
計算式は、すべて半角で入力します。
ここでは「IF関数」というものを使っています。
指定した条件により、処理を変える計算式。
ここで設定したIF関数は次のようになります。
J4のセルの値が90以上ならという意味です。
Aと表示せよの意味。
青字のところがややこしいですが、赤字のところで設定した条件(J4>=90)が成り立たないときの処理です。ここを単に"B"とすれば、90点未満はすべて「B」となります。
これだと90点未満はすべて「B」になってしまいます。
そこで、ココでもう一度、別の条件をIF関数で設定しているというわけです。
IF(J4>=80,"B","C")は、80以上ならBとし、それ以外ならCとするという意味です。
入れ子にしたときは最後につける閉じカッコ「)」の数を間違えないようにしてください。
IF以下にある「(」と同じ数だけ「)」が必要です。
式が完成したらあとは式をコピーするだけです。
ひとつひとつ式を入力する必要はありません(そんなの大変ですよね)。
IF関数を使えるようになるとエクセルの便利さが実感できます。
最初はややこしく感じるかもしれませんが、慣れてしまえばカンタンです。
ぜひ、活用してみてください。