

「複数回の試験の平均点を計算する」、「総合点をもとに順位をつける」などエクセルで成績処理をするときに便利な関数をまとめて紹介します。

G3セルの入力式 … 「=SUM(B3:F3)」
「=B3+C3+D3+E3+F3」と入力しても結果は同じですが、SUM関数を使って範囲指定(B3:F3)としたほうがカンタンですし、入力ミスもなくなります。

H3セルの入力式 … 「=B3+C3+D3*1.5+E3+F3*2」

G3セルの入力式 … 「=AVERAGE(B3:F3)」
AVERAGE関数の便利なところは空白のセルを除外して平均を計算するところです。
上の図でG5セルには「=AVERAGE(B5:F5)」と入力されています。
B5からF5までの平均を求めよという関数になりますが、空白のB5とC5セルは無視して、ほかのセル(D5,E5,F5)の合計を「3」で割って平均値を計算しています。
このため、転入生などでテストを受けていない児童・生徒に対しても同じ計算式を設定することができます。

H3セルの入力式 … 「=RANK.EQ(G3,G$3:G$22)」
範囲を「G$3:G$22」と「$」マークをつけているのは、このまま他の行にコピーするため。「$」マークをつけることで絶対参照となり、他の行にコピーしても同じ範囲を参照します。

平均点が80点以上ならA、80点未満60点以上ならB、60点未満ならCとする例です。
H3セルの入力式 … 「=IF(G3>=80,"A",IF(G3>=60,"B","C"))」
IFが2重になっているのでややこしく感じますが、行っている処理は単純です。
条件式「G3>=80」を判定し、コレが成り立てば"A"と表示して終わり。
成り立たない場合は、もう一度、IF文の処理です。
2回目のIF文は、条件式「G3>=60」を判定し、コレが成り立てば"B"と表示し、成り立たなければ"C"と表示するという内容になります。

学校現場でエクセルをどのように活用できるかに絞った先生向けのマニュアル本。クエリ機能やピボット機能を校務にどのように活用できるかを事例をもとに解説しています(第1章)。
第2章の事例編では「PDFへの差し込み印刷」「フラッシュカード作成」「条件付き書式による成績確認」など先生に必須の機能を紹介。第3章テクニック編、第4章 トラブル回避編も学校でのエクセル操作に絞って解説しています。
*本書の対象はエクセルを使ったことがある先生向けです。エクセルを使ったことがない方、初心者の方には前著「先生Excel」をオススメします。(前著)初心者向け⇒先生向けエクセル講座「校務Excel」