
通知表の所見をエクセルに入力するときに便利な関数の紹介です。
所見には目安になる文字数があると思います。
すでに何文字入力してあるかは関数を使うことで表示することができます。
完成イメージ |
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このように所見を入力した横に文字数を自動的に表示させることができます。 |
入力した文字数を表示させるには「LEN関数」を使います。
【計算式の説明】
上の図ではB2のセルに入力されている文字数「80」を表示しています。
LEN関数に似たものにLENB関数があります。
違いは文字数を表示するか、バイト数を表示するかです。
バイトというのはコンピューターの単位のことで「全角1文字=2バイト」です。
(「半角1文字=1バイト」)
このため上の例を「LENB」とすると「160」(バイト)と表示されいます。
LENB関数を使うのはバイト数を数えたいケースです。
通知表の所見の文字数を数えるのであれば、使う必要はありません。
どっちを使うべきかなどで悩まないようにしてください。
LEN関数で十分です。
上の例では一行あたりの文字数が20文字で揃っていますが、これは「Pなしフォント」を使用しているためです。「Pありフォント」など下記のようになってしまいます。
「MS P明朝」のようにフォント名に「P」が入っているのが「Pありフォント」で、「MS 明朝」のように「P」がないのが「Pなしフォント」です。
LEN関数が表示しているように所見に入力されているのは80文字。
一番上の行は20文字ですが、2行目が20文字になっていません。
これは「Pありフォント」の場合、文字の種類により一文字分の幅が違うためです。
比べてみると「く」「し」などは一文字分の幅が狭いのがわかるかと思います。
どんな文字でも一文字分の幅を同じにしたい場合は「Pなしフォント」を使います。
1行あたりの文字数をそろえて確認したい場合は、「Pなしフォント」を使用してください。