
エクセルが得意なのは数値を計算することです。
例えば、テストの点数の合計点や平均点を一気に集計することができます。
作業イメージ |
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例えば、上のように色のついた列(合計、平均)の数字を計算させることができます。
エクセルは四則演算を入力することで、その答えが表示されるようになります。
例えば、E2のセルに「=B2+C2+D2」と入力します。
こうすることで、B2(97)+C2(96)+D2(94)の答え「287」がE2に表示されるというわけです。この状態で、B2〜D2の数値を書き換えると、それにあわせてE2の数字も変わります。
計算式を入力するときは、最初に「=」とつけるのと、半角英数字で入力します。
計算式の入力が便利なのは、ひとつ入力すれば、それをコピーできることです。
E3のセルに、わざわざ「=B3+C3+D3」と入力する必要がありません。
E2のセルをコピーして、E3に貼りつけると、「=B3+C3+D3」となります。
合計を計算してしまえば平均を計算するのもカンタンです。
エクセルの割り算は「/」で入力します。
「E2/3」は、E2の数値(合計)を3で割るという意味になります。
これで平均も計算できます。
この式も合計と同じようにF3以下のセルにコピーして使うことができます。
エクセルには計算式でなく関数を使う方法もありますが、計算式だけでもかなりの作業が効率化されます。まずは、わかりやすい計算式を使ってみることをオススメします。
また、式をコピーするときには絶対参照、相対参照という概念も必要になります。
気になる方は下記の記事をチェックしてみてください。
(参考記事:エクセル基礎のキソ「絶対参照と相対参照」)
学校現場でエクセルをどのように活用できるかに絞った先生向けのマニュアル本。クエリ機能やピボット機能を校務にどのように活用できるかを事例をもとに解説しています(第1章)。
第2章の事例編では「PDFへの差し込み印刷」「フラッシュカード作成」「条件付き書式による成績確認」など先生に必須の機能を紹介。第3章テクニック編、第4章 トラブル回避編も学校でのエクセル操作に絞って解説しています。
*本書の対象はエクセルを使ったことがある先生向けです。エクセルを使ったことがない方、初心者の方には前著「先生Excel」をオススメします。(前著)初心者向け⇒先生向けエクセル講座「校務Excel」