
ワードはページ設定画面で1行あたりの文字数と1ページあたりの行数を設定することができます。
【文字数と行数を指定する】にチェックを入れることで指定が可能になります。
ページ設定画面は、上部メニュー「レイアウト」をクリックし「ページ設定」の右下にある矢印をクリックすることで開きます。
ただし、ココで指定した文字数、行数にならない場合がります。
これは1行あたりの文字数と1ページあたりの行数が【ほかの要因】によって変動するからです。
【ほかの要因】とは、フォントの種類、文字のサイズ、ページ余白です。
こうしたものによって、1行あたりの文字数と1ページあたりの行数が変わってしまいます。
ページの余白が狭く、文字のサイズが大きければ、1行あたりの文字数は少なくなりますし、1ページあたりの行数も少なくなります。
どの組合せなら、どこまで設定できるかは、やってみて確認するしかありません。
ワードはこれが面倒なんですよね。
分担してワードを作成するときに、まとめ役の人(事務局のような人)が文字数、行数、フォントサイズ、余白を指定することがありますが、そもそも無理な組み合わせを指定している場合があります。
アレコレと設定を調べて、うまく出来ないとイライラしてしまうと思います。
「そもそも、無理な組み合わせもある」という可能性があることは覚えておいてください。
学校で使うことが多い40字×30行で設定できる組合せを紹介しておきます。
ページの余白 | 【標準】上下左右35-30-30-30、【やや狭い】25.4-25.4-19-19 |
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フォントの種類 | UD デジタル 教科書体 N-B、UD デジタル 教科書体 NP-R、HGS教科書体、HG正楷書体-PRO、メイリオ、游ゴシック、MS 明朝、MS ゴシック |
フォントのサイズ | 10.5 |
上記のページの余白、フォントのサイズだとしても、下記のフォントだと40字×30行で設定できません。
ページの余白 | 【標準】上下左右35-30-30-30、【やや狭い】25.4-25.4-19-19 |
---|---|
フォントの種類 | UD デジタル 教科書体 NK-B、HGPゴシックM、MS Pゴシック、MS P明朝、BIZ UDPゴシック |
フォントのサイズ | 10.5 |
基本的にプロポーショナル系(文字によって横幅を変える・整える)のフォントは文字数の指定に不向きです。フォントの指定がない場合は、こうしたフォントを使わないことをオススメします。