
教員の高齢化が問題視されるようになってきました。
ベテランの先生が増えるのはいいことのように思えるのですが、若手の先生にとっては気軽に相談できる同僚がいないので、仕事を抱え込んでしまうことになるとか。
また、「若いんだから」という理由で面倒なことをベテランから押し付けられることもあるのではないでしょうか。アドバイスをもらえるどころじゃないですよね。
ただ、この教員の高齢化ですが、どのぐらい進んでるのでしょうか?
客観的なデータを探ってみました。
文科省の調査で「学校教員統計調査」というものがありました。
幼稚園から大学までの教員を対象に3年ごとに行われる全国調査。
この中に教員の年齢別構成データがありました。
小学校教員の年齢階層別構成比は下記のとおりです。
教員年齢 | 平成28年度 | 平成19年度 | 平成10年度 | 平成元年度 |
---|---|---|---|---|
30歳未満 | 19.6% | 12.7% | 11.9% | 20.7% |
30歳〜40歳未満 | 27.9% | 23.5% | 34.9% | 44.8% |
40歳〜50歳未満 | 23.9% | 35.2% | 41.3% | 21.5% |
50歳〜60歳未満 | 25.8% | 28.0% | 11.7% | 12.6% |
60歳以上 | 2.7% | 0.7% | 0.2% | 0.4% |
20代の教員の割合を見ると、20.7%(H元年)⇒11.9%(H10年度)⇒12.7%(H19年度)⇒19.6%(H28年度)とV時回復中。直近では増加傾向にあるんですね。
平成元年度と平成28年度で割合の違いが目立つのが30代と50代。
30代が44.8%(H元年)⇒27.9%(平成28年度)と減少したのに対し、
50代は12.6%(H元年)⇒25.8%(平成28年度)と2倍以上に増加しています。
20代の先生にとって50代の先生って、自分の親のような年齢ですよね。
なかなか同僚としての相談など出来ないのではないでしょうか。
また、仕事の「むちゃ振り」も「しやすい・されやすい」関係だと言えます。
こうしたことで、高齢化が若手教員の多忙化につながっているのかもしれません。
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